結いの党の江田憲司代表ら幹部は24日、古巣のみんなの党の国会内控室を訪れ、結党
あいさつをした。しかし、江田氏と鋭く対立していた渡辺喜美代表は不在。対応した浅
尾慶一郎幹事長はみんなを離れて結いに参加した比例選出議員13人に引き続き辞職を
求める考えを示し、面会はピリピリした空気に包まれた。席上、浅尾氏は「比例選出議
員には議席を返してもらいたい」と切り出し、「辞職勧告した方に個別にヒアリングし
たい」とけん制。これに対し、結いの幹事長で参院比例の小野次郎氏は「既に新しい党
になり、各議員の判断だ。必要ないと思う議員は応じることができない」と拒否した。

 

比例選出議員は党の名前で当選した以上、辞職して議席を返上すべき、との考えは分か
らないでもない。しかしながら、離党の上、新党を結成することはルール上認められて
いるのだから、いい加減にみんなの党も納得すべきではないか。これでは結いの党に対
する嫌がらせに近いものとなり、泥仕合として続くことだろう。それが国民のためにな
るか、渡辺氏、江田氏もその辺を考えて行動して欲しいものだ。個人的な感情的な対立
がベースとなっているだけに、なかなか解決するのは難しいだろうが、そこは大人とし
ての解決策を見出すべきではなかろうか。