潘基文国連事務総長の報道官は27日、安倍首相の靖国神社参拝について、「過去に
関する緊張が、今も(北東アジアの)地域を苦悩させていることは非常に遺憾だ」と
の声明を出した。声明は「事務総長は共有する歴史に関して、共通の認識と理解を持
つよう一貫して促してきた」と指摘。事務総長が被害者の感情に敏感であることや、
相互信頼を築くことの重要性を強調しているとして、指導者は「特別な責任」を負っ
ていることを挙げた。

 

歴史認識を共有することはあまりに現実味を欠いている。国が違えば、それぞれの立
場と言うものがあり、他国に強要される筋合いの話ではない。それを分かっていなが
ら、このような声明を出してしまうのは、国連事務総長として極めて問題ではないか。
首相の靖国神社の参拝は我が国の内政に関することであり、批判するのは勝手だが、
誰も聞きはしないだろう。中国や韓国が歴史認識外交カードとして使っていること
も批判してもらわないとフェアではない。