安倍晋三首相は8日夜のBSフジの番組で、靖国神社参拝について「たとえ
批判されることがあったとしても当然の役割、責任を果たしていくべきだろ
う」と述べ、在任中の再参拝に意欲を示した。首相は「その上において説明
していくべきだろう」と語り、米中韓各国などの理解を得るために努力して
いく方針を強調した。

 

安倍首相は靖国神社に代わる国立追悼施設を建立する構想について、「立派
なものを作って、『今度はこっちですよ』ということが果たして成り立つか
どうか、慎重に検討していくべきだ」とも語っており、靖国神社を巡る議論
は尽きることは無いようだ。中国や韓国が靖国神社について、歴史カードと
して使っており、安倍首相がどれだけ丁寧に説明したとしても、容易にカー
ドを捨てようとしないだろう。それを分かっていながら中国や韓国との関係
改善を求めるのは、いかがなものだろうか。