外務省は9日、岸信夫外務副大臣が13〜17日の日程で米国を訪問すると
発表した。ワシントンとボストンで米政府・議会関係者や有識者らと会談し、
東アジアの安全保障情勢や昨年12月の安倍晋三首相の靖国神社参拝につい
て意見交換する見通しだ。靖国参拝には中韓両国が反発し、米政府も「失望」
を表明した。首相の実弟でもある岸氏は一連の会談で「参拝は戦没者の冥福
を祈り、不戦を誓うため」との首相の真意を説明し、理解を求めたい考え。

 

安倍首相の靖国神社参拝によって、中国と韓国との関係は悪化したものの、
仮に参拝をしなかったとしても、関係が改善されることはなかったのではな
いか。韓国のように告げ口外交を展開されては、もともと話にならないし、
向こうが友好的ではない以上、こちらが無理に仲良くする必要もない。米国
は失望を表明した理由として、中韓との関係を悪化させるような真似をした
こととしているが、米国にもとやかく言われる筋合いはない。米国の対応に
こそ、失望したと言わざるを得ない。