生活の党は21日の幹事会で、東京都知事選の対応について、無所属で立候
補する細川護熙元首相を支援する方針を決めた。この後、小沢一郎代表が記
者会見し「脱原発という考え方が一致している。原発を継続するかどうかは
人類史的な問題だ」と説明した。小沢氏は「候補者の性格的なことは、20
年前に細川内閣をつくった一人なのでよくよく知っている。基本的な考え方
自民党に対比しており、私たちの考え方と非常に近い」とも語った。

 

もはや社民党と並ぶほどの勢力にまで衰えた小沢一派。民主党から小沢チル
ドレンを大挙して連れて行ったものの、脱原発を旗印に立ち上げた日本未来
の党は衆院選で大惨敗を喫し、小沢チルドレンは国会に戻ってくることは無
かった。20年前は非自民連立政権を成立させた立役者だったかもしれない
が、過去の栄光にすがっているようでは、すでに終わった人と言わざるを得
ないだろう。細川氏も小沢氏に期待しているとは思えない。