日本維新の会は1日、東京都内のホテルで党大会を開いた。「政権交代の受
け皿となる改革勢力を結集し、野党再編に向かうべきだ」と明記した201
4年の活動方針を決定。現行憲法を「絶対平和という非現実的な共同幻想
押し付けた元凶である占領憲法を大幅に改正」とした党綱領について、他党
から「古めかしい」と批判が出たことから、「国家・民族、国民の自立を損
なわせしめた占領憲法」との表現に改めた。

 

昨年初頭の日本維新の会の勢いは本物だった。しかし、橋下氏の慰安婦発言
によって支持率が大幅に低下し、参院選では議席数を伸ばすことが出来ず、
さらに大阪都構想の要であった堺市長選で敗北、その限界を露呈した。勢い
があった頃は旧太陽の党と旧大阪維新の会の軋轢も表面化してこなかったが、
今では別の政党が党内に存在するかのような状態に陥っている。政権交代
受け皿どころか、次期衆院選まで維新の会は存続しているのだろうか。それ
さえ、怪しくなってきたのが現実である。