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日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が３日、出直し選出馬を表明したこと
を受け、自民、民主両党の大阪府連は同日、候補者擁立を見送る方針を固めた。
公明、共産両党も同調するとみられ、有力対抗馬が出ない可能性が高まった。
自民府連は同日夕、幹部会合を開き、候補擁立を見送る方針を確認。竹本直一
会長は「選挙をしても状況は変わらない。無駄の手助けをする必要はない」と
指弾した。４日に党本部と協議し、正式決定するという。

今回の橋下氏の出直し選出馬については、他の政党だけでなく有権者からも支
持を得るのは難しいのではないか。頼みとしていた公明党からも距離を置かれ
たことで、大阪都構想がますます遠のき、現状を打破するために出直し選を実
施する、行き当たりばったりとはこのことを言うのだろう。候補者が出ないま
ま無投票で再選されるのか、それとも泡沫候補が立候補して無駄な税金が使わ
れるのか。良くも悪くも橋下氏のキャラクターが維新の会の象徴であったが、
果たして維新の会は空中分解を避けられるのだろうか。