社民党大会が22日、東京都内で開幕した。吉田党首はあいさつで「国会議
員が5人まで減少したということは、政策実現の道筋の提示、運動のあり方
などが国民の要請に応えていないのではないか」と述べ、党勢衰退に歯止め
をかけるため、党改革を進める考えを示した。執行部は、吉田党首らが1年
かけて全国の支持団体と対話集会を重ねるほか、有識者や地方議員と共同で
政策を検討する「政策センター」を設置することなどを提示した。

 

社民党が党改革を進めたところで、すでに時は逸している。小政党に没落し
これから党を再建しようにも、極めて難しい段階にきている。旧社会党の議
員が未だに幅をきかせてる民主党に救いを求めるか、それとも発展的な解消
に踏み切るのか。社民党が歩む道はすでに定まっている。福島体制から吉田
体制に変わっても、社民党の本質は何ら変わりはない。そのことが党改革を
阻んでいるのだと、そろそろ気が付く時ではなかろうか。