東京都の舛添要一知事が26日、定例都議会で初めての施政方針演説を行い、
▽安心・安全▽先進的な福祉▽五輪・パラリンピックの3分野で「東京を世
界一の都市にする」との目標を掲げた。舛添知事は民間研究機関の世界都市
ランキングで、ロンドン、ニューヨーク、パリに次ぎ4位の東京を1位に引
き上げるため、まずは「三つの世界一」を目指すと表明。

 

空転した都政を一気に進めていくことが、舛添氏に課せられた第一の使命で
ある。安心・安全では主要道路沿いの建物耐震化や無電柱化などの防災とテ
ロ対策の強化に取り組むとし、福祉では約8000人の待機児童をゼロにす
ることや、在宅医療・介護や地域での見守り体制の充実などを挙げている。
東京五輪にばかり注目が集まる中、東京が抱えている課題は極めて多い。そ
の辺を片付けていかないと、都知事の役割は果たせないだろう。