民主党は27日、安全保障総合調査会などの合同総会を開き、安倍晋三首相が
目指す集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈変更について、「集団的自衛
権の行使一般を容認する解釈に変更することは許されない」とする一方、「変
更する余地があったとしても従来の解釈との整合性が図られた範囲に限られる」
とする見解をまとめた。海江田万里代表ら執行部は安倍政権との対決姿勢を明
確にするため、憲法解釈変更に反対する方向で意見集約を図った。

 

憲法解釈変更に反対する方向にまとめようとしながらも、集団的自衛権の行使
容認を主張する党内の意見への配慮から、良く分からない結論を出したようだ。
民主党はごった煮政党だけに右も左も考え方は多種多様である。そのこと自体
は何ら問題ではないが、こう言った時に反対意見を押し切ってまでも党の方針
を決められるリーダーがいなかった。今回も変に政府と同調しかねない議員が
出てくる恐れがある。その時に執行部はどのような判断を下すか。ただでさえ
少ない議員を繋ぎ止めるには、相応の覚悟が必要である。