民主党海江田万里代表は12日、東京都内で開いた地方議員らとの会合で
「代表に就任して500日がたった。党立て直しへの強い思いは今も変わっ
ていない」と述べ、代表続投に改めて意欲を示した。ただ、出席者からは来
春の統一地方選に向け代表選の前倒しを求める意見も出され、引き続き厳し
い党運営を強いられそうだ。海江田氏は会合で「地域から党を再生する基盤
はできあがり、いよいよ血肉化していく。これからはもっと細かなひざを交
えた会合を持ちたい」と訴えた。

 

民主党の代表が海江田氏であり続ける限り、反転攻勢など覚束ないのではな
いか。地域から党を再生する基盤が出来上がったと自賛しているが、いった
い何の根拠があって基盤が出来たなどと言えるのだろうか。来春の統一地方
選で、もともと弱かった地方組織が壊滅する可能性も見えてきた。このまま
では民主党の看板で戦おうとする候補は減っていくだけであり、海江田氏が
最後の代表になる、そんな未来も容易に想像が出来てしまう。すでに詰んで
いる、それが民主党なのかもしれない。