日本維新の会みんなの党の幹事長・国会対策委員長会談が、13日に再開
することが分かった。定期会談の復活は約1年ぶり。野党再編を進める維新
の会は、みんなの党との連携も模索しており、みんなの党の対応が注目され
る。会談では、法案の共同提出や来春の統一地方選での協力などが議題とな
る見通し。定期会談は昨年5月まで開かれていたが、維新の会の橋下共同代
表の、いわゆる従軍慰安婦問題を巡る発言をきっかけに、渡辺喜美前代表が
維新の会との対決姿勢に転換するなどして中断した。

 

一度は縁を切った相手に再び接近する、みんなの党にとってそれなりに葛藤
はあったことだろうが、渡辺氏の借入金問題で傷付いた党の信頼を補うには、
他党との連携が近道である。むろん、維新の会も一時の勢いを失い、考えが
近い政党とは積極的に手を組んでいく方針を取っているように見える。両者
がウィンウインの関係になれるかは、結いの党次第ではないか。みんなの党
と結いの党は感情レベルでの対立もあるであろうし、それを乗り越えるには
渡辺氏が頭を下げる程度は済まないだろう。