民主党海江田万里代表は16日、田嶋要衆院議員ら当選4回以下の中堅・
若手約10人と国会図書館で会い、党運営をめぐり意見交換した。海江田氏
が昨年7月の参院選惨敗直後に「目に見える成果」を1で出せなければ代表
を退く意向を示したことを踏まえ、海江田執行部の総括や、党内の一部が要
求している代表選の前倒し実施などが話題になったとみられる。

 

民主党は2年前の衆院選、1年前の参院選でいずれ惨敗を喫したこともあり、
所属議員の構成がベテラン勢に偏っている。中堅・若手議員の存在感はその
分、薄いものとなっている。今回の意見交換も彼らのガス抜きのためのもの
だったのか、定かではないが、いずれにしても海江田氏が代表の座にあり続
けるには彼らの支持は欠かせない。海江田氏は進退に関しては「明鏡止水だ。
辞めた方が良いとか、続けた方が良いとかは考えない」と語ったようだが、
追い込まれている感が隠せない。