自民党の外交・国防合同部会は16日、東シナ海上空で中国軍機が自衛隊
2機に異常接近した問題について「断じて許容することはできない」とする
抗議決議をまとめた。決議文は、中国軍機の異常接近が5月24日と6月1
1日に起きたことを挙げ、「極めて遺憾」と強調。中国国防省がホームペー
ジに動画を公開し、自衛隊機が30メートルまで接近したと反論したことを
「事実無根の主張を発表したことに激しい憤りを禁じ得ない」と批判した。

 

中国の挑発は収まるどころか、ますます酷い状態になってきているが、偶発
的な戦闘が起きないか、誰もが心配する点ではないか。中国にとって、その
ような事態が起きてくれた方が好ましいのでは、と勘繰りたくもなる。内部
に抱える大きな矛盾から目を逸らさせるため、外に敵を求める。南シナ海
の周辺各国との軋轢もその一つであろう。いずれにしても、中国の挑発行為
など毅然たる対応で粉砕していくだけである。