みんなの党の最高顧問を務める江口克彦参院議員は20日深夜参院議員会館
で記者会見し、離党届を水野賢一幹事長に提出したことを明らかにした。当
面は「無所属で活動する」と述べたが、日本維新の会分党後に石原慎太郎
同代表が結成する新党との連携を視野に入れているとみられる。江口氏は、
3月末に渡辺喜美前代表の借入金問題が表面化した際、渡辺氏に代表辞任を
促したことへの「けじめ」が離党の理由だと説明した。

 

渡辺氏の強権的と言っても良い指導力で、何とか一枚岩にまとまっていたの
みんなの党の実態だったのだろう。その渡辺氏が借入金問題で失脚すると
みんなの党は行き場を失い、日本維新の会との合流が浮上したりと、何とも
ふわふわとした状態に陥った。今回、長老格の江口氏が離党することで、み
んなの党の舵取りは難しくなったのではないか。浅尾代表が何を目指してい
るのか、はっきりしない中、みんなの党に動揺が走っている。