日本維新の会は22日、大阪市内で臨時党大会を開き、党の解散を正式に決
めた。共同代表を務めてきた橋下徹石原慎太郎両氏の新党に分党する。解
党手続きを7月末までに完了し、橋下氏系は所属議員37人が結いの党の1
4人と合流した上で、石原氏系は所属議員23人が参加して、それぞれ8月
に新党を発足させる方針だ。

 

橋下氏は2012年9月の結党からの1年9カ月を振り返り、「必要なこと
は政権に対して協力していく初の野党が維新だ。道が分かれても共に力を合
わせたい」と強調し、石原氏は「無能で亡国的な民主党を壊滅に近い状態に
追い込んだことは大きな結果だ」と述べたようだ。第三極の本命として期待
されながらも、2年も持たずに分党に至ったことは残念だが、国政進出を決
めた際に、橋下氏も国政に打って出ていれば、少しは違った結果になってい
たかもしれない。