日本維新の会を分党して新党を結成する石原慎太郎氏のグループは26日、
新たな党名を「次世代の党」に決めたと発表した。新党の理念の三本柱に
掲げている「自立」「新保守」「次世代」の一つを採用した。維新の解党
手続きが完了するのを待って、8月1日にも所属国会議員22人(衆院
9人、参院3人)で発足する見通しだ。

 

新党の名前について石原氏は「貧富の格差が生じ、結婚できないなど、人
生の選択を狭められている若い人たちをいかに救済するかが私たちの責任
だ」と述べている。所属議員は日本維新の会の頃と比べると、半数以下に
落ち込んでしまった。また、元太陽の党の議員が多く所属することになり、
次世代という言葉が似つかわしくない顔ぶれでもある。少数精鋭だけに、
まとまった行動はとりやすいかもしれないが、石原氏も高齢のため、果た
してどれだけ存在感を発揮出来るか、あやしいものだ。