民主党岡田克也前副総理は22日の常任幹事会で、海江田万里代表の来年
9月の任期満了を待たずに「今年夏に代表選をやるべきだ。海江田氏も立候
補すればいい」と代表選前倒しを求めた。北沢俊美元防衛相らも同調したが、
海江田氏は「31日の両院議員懇談会で話をする。私の発言を聞いて判断し
てほしい」と述べ、前倒しを拒否した。

 

海江田氏は会見で「満期以外は欠けたときにやるとしている。どこか体の具
合が悪いとか精神的に折れていることはない」と改めて代表選を否定した。
岡田氏らはこのまま海江田体制が続いては、来春の統一地方選が非常に厳し
い戦いになると判断してのことだろう。だが、海江田体制を批判するだけで
自分たちは民主党政権崩壊後に何をしていたのか。そう問われた時にどのよ
うな返答をするのだろうか。聞いてみたいものだ。