安倍晋三首相が9月3日に行う内閣改造自民党役員人事で、交代が決まっ
石破茂幹事長の後任に、小渕優子少子化担当相が浮上した。内閣改造
は、高市早苗政調会長の2度目の入閣が有力になったほか、脇雅史参院幹事
長の閣僚起用案が出ている。小渕氏を起用すれば、史上最年少で初の女性幹
事長となる。首相周辺は31日、党運営の要となる重要ポストへの小渕氏起
用について能力的には問題ないとの考えを示し、「打診されれば断らないだ
ろう」と指摘した。

 

安倍首相は国連総会で「女性にとって働きやすい環境を整え、女性の労働機
会、活動の場を充実させることは、今や日本にとって、選択の対象となりま
せん。まさしく、焦眉の課題」と訴えており、労働人口が減少していく我が
国にとって、女性が働きやすい環境作りは急務である。今回、小渕氏が要職
である幹事長に起用されるようだが、それが単なるパフォーマンスとならな
いようにしなければならない。そうでなければ、小渕氏はマスコットにしか
ならず、人事そのものが失敗だっと非難されることだろう。