安倍晋三首相は1日昼、3日に予定される内閣改造自民党役員人事につい
て「地方が活力をもって成長していくことができるよう、地方創生に力を入
れていきたい。国民の命を守るため、安全保障法制の整備も重要だ」と述べ
た。具体的な人選には言及しなかった。視察先の相模原市で記者団の質問に
答えた。人事刷新の目的については「それぞれがそれぞれのポジションでフ
レッシュな気持ちで全力を尽くしていくためだ」と語った。

 

正直なところ、単なるガス抜きのための内閣改造と党役員人事なのではない
か。野党が不甲斐ないこともあるが、極めて順調な国会運営が出来ていたた
め、敢えて今のバランスを崩してまで、改造に踏み切ることが必要なのか。
入閣適齢期とされる中堅・ベテラン議員への配慮が、安倍政権の躓きの原因
となるかもしれない。最低限、身体検査だけは厳重にして欲しいものだ。つ
まらないことで、国政を停滞させてはならないのだから。