維新の党の松井一郎幹事長は3日、同党の江田憲司共同代表が民主党海江田万里
代表との2日の会談で、臨時国会で連携して安倍晋三政権に対峙すると確認したこ
とに関し「民主党とは相いれない政策が多すぎる。一緒に安倍政権と対峙すること
はない」と明言した。トップ同士が確認した共闘方針を別の幹部が1日もたたずに
ひっくり返し、維新内の足並みの乱れがあらわになった。

 

松井氏は、安倍首相が大阪都構想に賛成しているとした上で「アベノミクスは必ず
成功してもらいたい」と強調したわけだが、野党として安倍政権と対峙するはずの
維新の党とは思えないような発言ではないか。相変わらず大阪と国会議員団の間に
はとてつもない溝が出来ているようだ。ただ、民主党と相容れないと言うのは事実
であって、維新の党が組むような相手ではない。松井幹事長の独り言では済ませて
は、意味は無いのだ。