日本でほぼ40年ぶりに製造される初の国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェ
ット」が18日、三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で公開された。客室の快
適性と燃費性能が高く、運航コストも安いとされるMRJは、活況を呈しているリー
ジョナルジェット(短距離小型ジェット旅客機)市場で大手メーカーのエンブラエル
ボンバルディアに挑む。その他にロシアや中国の同クラスの航空機とも競争するこ
とになる。

 

いよいよMRJがお目見えした。40年ぶりに生産される日の丸ジェットとして、期
待を集めているわけだが、今のところ375機(確定191機、オプション160機、
購入権24機)を受注しており、販売の面では失敗したYS11を大きく上回ってい
る。だが、実機が完成してようやく本当の意味でのスタートである。今後の試験次第
では、実際に引き渡される時期が遅れることもあるであろうし、そうなればオプショ
ン分の契約が怪しくなってくる。今は遅れの無いスケジュールが肝心である。