7月第3月曜日の「海の日」を平成28年から従来の7月20日に戻す祝日法改正案
をめぐり、自民党内の攻防が激化している。日付を固定し「祝日の意義」を強調すべ
きだとする推進派に対し、二階俊博総務会長は「3連休が減る」と難色を示しており、
意見集約はずれ込む見通しとなった。

 

祝日とは本来、意味があって設置されるものであろう。それが毎年変動するような事
態になってしまったのは、ハッピーマンデー法なる愚策によるものである。祝日の意
義を損なってまで、3連休を作る必要があったのか。それを改めて検証する必要もあ
るのではないか。二階氏は観光業界をバックに反対意見を打ち出しているのだろうが、
何にしてもまともな議論が出来るとは思えない。