民主党海江田万里代表は4日の記者会見で、枝野幸男幹事長が「革マル派活動化が
相当浸透している」とされるJR総連などから政治献金を受けていた事実をフェイス
ブックなどで取り上げた安倍晋三首相に対し「誹謗中傷を繰り返している」と批判し
た。海江田氏は「首相は全く国民の声を聴いていない」とも非難した。ただ、JR総
連などへの「革マル派浸透」は、枝野氏も閣僚として署名した平成22年5月の鳩山
内閣の答弁書で決定した事実だけに、「中傷」との批判自体が中傷となりそうだ。

 

「JR総連」や「JR東労組」は、民主党政権閣議決定している答弁書においても
「影響力を行使し得る立場に、革マル派活動家が相当浸透している」と政府として認
めている団体である。それだけにそのような団体から政治献金を受けていること自体、
色々と勘繰られても仕方がない。だが、このようなことを繰り返しても、何ら生産性
もなく、時間の無駄である。安倍首相も海江田氏もそろそろ矛を収めるべきだ。何の
ための国会なのだろうか。