自民党野田毅税制調査会長は11日、東京都内での会合であいさつし、安倍晋三
相が検討している早期の衆院解散について「まともな考えでいけば、常識的に解散は
ない」と述べ、反対する考えを示した。その上で野田氏は、「人間は間違うことがあ
る。(首相が)間違った判断をされないと信じている」と語った。

 

野田氏は「大義名分のない選挙はよくない。国民の声を恐れることが大事だ」とし、
早期解散に明確に反対している。それはそうだろう。いったい何のための解散なのか、
それを説明することが出来ない以上、解散すべきではない。国政選挙がしばらくない
状況でじっくりと重要課題に取り組むのが安倍政権の役目である。誰が流した解散観
測か分からないが、それに同調する動きがあることに理解が出来ない。消費税率の引
き上げは粛々と判断すべきだ。