次世代の党の石原慎太郎最高顧問が次期衆院選へ出馬する意向を固めたことが17日、
分かった。同党の藤井孝男選対委員長が産経新聞の取材に明らかにした。藤井氏は「
どういう形で出るか、どこから出るかは別として、出馬することは間違いない」と断
言。藤井氏によると、石原氏は「冬の選挙だけど俺は頑張ってやる。先頭に立って応
援していく」と述べたという。石原氏は高齢を理由に政界引退を示唆していたが、若
手らが続投を求めていた。

 

石原氏は出馬にあたり党所属議員に「体力的にきつい」と語っていたわけだが、その
年齢を考えれば確かに厳しいだろう。去年には軽い脳梗塞に襲われ、政治生命の危機
を迎えたが、それを乗り越えたものの維新の会は分裂に至った。次世代の党はベテラ
ン議員揃いで、そう言う意味では石原氏同様に体力的に厳しい面々もいるだろう。精
神的な支柱として石原氏が控えているのは大きいが、いつまでも石原氏頼みと言うわ
けにもいかない。それを忘れてはならない。