民主党枝野幸男幹事長は25日、自民党が発表した衆院選公約について、「経済に
ついて都合のいい数字ばかりを並べて、これしかないと独りよがりになっている」と
批判した。党本部で記者団の質問に答えた。消費税率を2017年4月に10%に引
き上げるに当たり、景気条項を外すことについては「どうして先のことを決め打ちで
きるのか。非常に無責任な姿勢だ」と述べ、景気状況により増税を停止できる「景気
条項」は維持するべきだとの考えを示した。

 

民主党が政権を担っていた際、いったいどれだけの公約が実現出来たのか。嘘まみれ
マニフェストで政権を奪取したは良いが、何も出来ないまま下野するに至ったこと
を少しは反省しているのだろうか。消費増税国際公約であり、引き上げの延長自体
は非常に難しい判断だったのではないか。確かに民主党政権時代に東日本大震災が発
生し、その対応に忙殺されたかもしれない。しかしながら、民主党が異様な熱狂によ
って地滑り的な大勝を収めながらも、それを活かせなかったのは事実である。枝野氏
もその当事者なのだから、なぜ民主党が支持されないかを考えるべきだ。