民主党本部が大阪市内で公認候補を擁立しない方針を示し、地元が猛反発している。
野党共闘」を目指す党本部は、維新の党との競合区を減らしたい思惑だが、維新の
地元・大阪では大阪都構想を巡って両党が対立。大阪市内での擁立を見送れば199
8年の結党以来初めてとなる。府連は「大都市で候補者ゼロは耐えられない」として
独自での擁立も検討している。

 

前回の衆院選で、民主は公認候補を擁立した大阪府内の小選挙区で全敗している。そ
れだけの民主党の府連としては再起を期しているようだが、本丸である大阪市内で公
認候補を立てないのでは話にならないだろう。維新の党は大阪が根拠地であり、それ
に配慮した結果なのかもしれないが、これでは与党を追い込むことなんて到底出来は
しない。そもそも、大阪都構想はすでに破綻している。民主党はそれに協力するのな
らともかく、反対したまま衆院選では配慮する。意味が分からない。