12月2日の衆院選公示に向け、各党の候補擁立作業が最終盤に入っている。自民、
公明の与党と共産党がほぼすべての選挙区で候補者を擁立したのに対し、共産党
外の野党候補がいない選挙区が28日現在で39選挙区あることが毎日新聞の集計
で分かった。民主党や維新の党などの候補者数は伸び悩んでおり、与党を過半数
れに追い込むハードルは高い。

 

候補者の頭数さえまともに揃えられないのが、今の野党である。そんな中、全選挙
区に候補者を擁立した共産党はさすがの一言だ。不甲斐ないのが民主党だ。連合と
言う支持母体を持ちながらも、これでは最大野党の名が泣くばかりだ。それだけ民
主党の看板で戦いたくないとの声があるのだろう。前回の衆院選民主党は267
人を擁立したものの、200人前後に留まるようだ。政権交代など夢のまた夢、そ
んな嘆きが聞こえてきそうだ。