安倍政権の経済政策「アベノミクス」継続の是非を問う第47回衆院選は14日、投
開票される。自民党が約300議席を有する「1強」体制を維持するかどうかが最大
の焦点。同党が過半数を大きく上回る勢いを保つのに対し、民主党や維新の党は巻き
返そうと懸命だ。今回の衆院選の定数は475。「1票の格差」是正のための0増5
減を反映した小選挙区295に対し959人、比例代表180には232人(重複立
候補を除く)の計1191人が立候補している。

 

もはや終盤に差し掛かった選挙戦。相変わらず自民党の優勢は続いており、圧倒的な
議席数を獲得しそうである。これは小選挙区制の特徴であろう。地滑り的、と言われ
るような大勝利を収める政党がある一方で、その他の政党は中、小政党に転落するこ
となるのだ。導入当初はそれほど弊害は出ていなかったと思われるが、2005年、
2009年、2012年の選挙結果は極端なものであった。この制度が最良なものだ
とは到底思えないが、大政党に有利な制度だけに見直しの声は上がらない。