民主党代表選(1月7日告示、18日投開票)は29日、長妻昭厚生労働相が出馬
を表明し、すでに出馬を表明した細野豪志元幹事長、岡田克也代表代行との「三つど
もえ」の構図となる公算が大きくなった。長妻氏は旧社会党系議員らの支持も得て、
党内では保守系とされる細野、岡田両氏への「対抗軸」を打ち出したい考えだ。

 

長妻氏を赤松前衆院副議長らの旧社会党系グループが支援する方針を決めたようだ。
リベラル勢力の結集によって、岡田氏、細野氏に対抗する構えだが、決選投票で保守
系の票が一本化されれば、勝ち切るのは難しいのではないか。また、時代遅れの旧社
会党議員が役員に登用されるような事態になれば、ますます民主党の支持は落ちるの
ではないか。それだけに長妻氏が支持を集められるか、怪しいものである。