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連続で２期６年までとなっている自民党総裁の任期を「３期９年」まで延長すべきだ
との声が安倍晋三首相の周辺を中心に党内で浮上してきた。現行の党則や総裁公選規
程に従うと安倍総裁の任期は平成３０年９月まで。首相が招致に成功した２０２０年
東京五輪・パラリンピックを安倍首相のままで迎えるべきだというのが理由だ。首相
の悲願である憲法改正に道筋をつけたいとの思惑も働いている。

党総裁の任期と首相在任の期間がイコールなのが、そもそもおかしいとは思うが、一
方で居座りを防ぐためには有効とも言えるだろう。今回のように首相周辺から話が持
ち上がってくるとなると、安倍首相にも太鼓持ちのような取り巻きがいるようだ。東
京五輪・パラリンピックを承知したからと言って、安倍首相が迎える必要はない。現
に開催都市の都知事であった猪瀬氏は政治とカネの問題で辞職に追い込まれている。
いずれにしても、単純に延長すれば良いと言う話ではなかろう。