民主党は18日、東京都内のホテルで臨時党大会を開き、代表選を実施する。国会議
員票で競る細野豪志元幹事長と岡田克也代表代行を、リベラル勢力が推す長妻昭元厚
生労働相が追う展開。各陣営とも、1回目の投票で過半数を得る候補は出ないと分析
しており、上位2人による決選投票に持ち込まれる公算が大きい。

 

最大野党の代表を決める選挙とは名ばかりで、まったく盛り上がっていない民主党
代表選。それだけに誰が代表になっても民主党は変わらないのではないか。有権者
期待される政党にならなければ、遅かれ早かれ民主党は解体に追い込まれるだろう。
民主党は連合(労働組合)の支持を受けながらも、旧社会党のような立ち位置でもな
く、ひたすら政権交代を目的とする、異質な政党であった。今はそれだけでは生き残
れない。対立軸を見付けられないまま、時間だけが経ってしまったのが現実であろう。