安倍首相は日本時間20日午後、訪問先のイスラエルで記者会見を行い、イスラム
激派組織「イスラム国」が日本人とする2人を人質に取り、身代金を支払わなければ
殺害すると警告するビデオメッセージを出したことについて、「人命を盾に脅迫する
許し難いテロ行為で強い憤りを覚える。直ちに解放するよう強く要求する」と述べた。

 

安倍首相は「2人の日本人に危害を加えないよう、直ちに解放するよう強く要求する。
人命尊重の観点から、対応に万全を期すよう指示した。地域の平和と安定のために、
今後も国際社会と連携し、貢献していきます。この方針は揺るぎない方針で、この方
針を変えることはない」とし、イスラム国へ毅然とした態度で応じた。人道支援のた
めの支援を曲解し、日本人を人質に取るとは言語道断である。我が国はイスラムとの
接し方では欧米と一線を画している。十字軍などと言われる筋合いはない。