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民主党の岡田代表は１日で就任２週間を迎える。この間、政権交代可能な「責任政党」
ぶりをアピールしたり、３１日には、４月の統一地方選向けに地方行脚をスタートさ
せたりと、党勢回復に躍起になっている。「滑り出しは順調」（党幹部）な岡田執行
部の手腕が問われるのは今後予定する外交・安全保障政策の取りまとめとなりそうだ。

岡田氏は「政治は現場を見ることが大事だ。今は、しっかり現場の声に耳を傾けたい」
と地方行脚の目的を語った。地方組織が脆弱で強固な自民党の支持基盤を崩しきれな
いため、風が吹かない限り、民主党が選挙で勝ち切るのは極めて難しいだろう。それ
だけに、岡田氏が自ら地方を回ることで少しでも士気を鼓舞したいところだが、もは
や民主党に期待している人はいないのではないか。岡田氏がどれだけの力量を持って
いようとも、党の看板はすでに輝きを失っている。