民主党は13日、党本部で全国幹事長・選挙責任者会議を開き、4月の統一地方選
向けた本格的な準備に入った。1月に代表に就任したばかりの岡田克也代表にとって
は最初の大型選挙で、岡田氏は「党再生に向け、オール民主で頑張っていきたい」と
呼びかけた。同党は道府県議選、政令市議選で現有議席からの上積みを目標とするが、
擁立作業は遅れ気味で、現有議席の維持は容易ではない。

 

道府県議選と政令市議選の公認候補予定者は現在623人で、前回の77%にとどま
っており、民主党の看板で戦おうとする候補がなかなか集まらない現状に、岡田体制
はいきなり正念場に立たされている。これまで準備を進めていた海江田体制に責任転
嫁することも出来るだろうが、それでは今までの民主党と変わらない。統一地方選
も完敗すれば、民主党の足元は粉砕されてしまう。ここで踏ん張れるか、岡田体制が
試されている。