統一地方選として4月12日に投開票される41道府県議選の告示が、約1カ月後に
迫った。時事通信社の2月27日現在の集計によると、総定数2284に対し、31
20人が立候補の準備を進めている。平均競争率は1.37倍となり、前回2011
年統一選の1.48倍を下回る。自民党が既に前回を上回る1310人に達したのに
対し、民主党は6割弱の332人にとどまっている。

 

統一地方選の立候補予定者は現段階では前回の立候補者3457人の9割で、337
人下回っている。民主党の候補者が低迷しているのが主な原因のようだが、未だに党
勢が回復していないことの証左である。このまま候補者が集まらなければ、不戦敗と
なる選挙区も出てくることだろう。他の野党の伸長を許すことになり、政界再編にも
乗り遅れることになりかねない。民主党に反撃の機会は訪れるのだろうか。