民主党の枝野幹事長は23日、安倍首相が22日の防衛大学校の卒業式で「過去にも
『日本が戦争に巻き込まれる』という、ただ不安をあおろうとする無責任な言説が繰
り返されてきた」と述べたことに関し、「(首相の批判する言説が)ブレーキとして
働き、緊張関係とバランスの中で戦後70年の平和が作りあげられた。首相が、歴史
をしっかり学ぶ必要があるのではないか」と批判した。

 

民主党は今後、政権批判のターゲットとして、首相の歴史認識を取り上げていく方針
のようだが、そんなことでしか批判材料が無いのだろうか。我が国が戦争に巻き込ま
れる恐れは、以前より格段に増している。それは、中国の動きを見れば明らかではな
いか。尖閣諸島への野心を隠そうとせず、空母まで保有するに至った。この状況を見
て何も警戒心を持とうとしないのは、一国の首相として逆におかしい。民主党は歴史
を学ぶ以前に現状をもっと学ぶべきである。