民主党は、統一地方選の前半戦で苦戦を強いられたことから、来年夏の参院選に向け
て危機感を募らせている。統一選を党勢回復の「地盤固め」とするはずだったが、思
うように候補擁立は進まず、地方議員が減少。政権転落後続く党勢低迷の「負の連鎖」
に、歯止めがかからない。背景には、党の最大支持団体である連合の組織力低下など
根深い問題もあるだけに、執行部は今後、難しいかじ取りを迫られそうだ。

 

地方議員が減ると言うことは、それだけ党としての裾野が狭まると言うことである。
それだけに統一地方選で党勢を拡大出来なかったのは痛恨事であろう。その敗因が何
であるのか、民主党にはいつまで経っても分からない。なぜ自分たちが信頼を失った
のか、自分たちに投票してくれた有権者への問いかけも足らなかったことだろう。風
が吹かなければまともに戦えない、それが民主党の限界である。