総務省が「こどもの日」に合わせて4日発表した15歳未満の子どもの推計人口は、
前年より16万人少ない1617万人で、1982年から34年連続の減少となっ
た。比較可能な50年以降の統計で、過去最少を更新。政府が子育て支援策を重視
する中、少子化の進行に歯止めがかからない実態を改めて浮き彫りにした。内訳は
男子が828万人、女子が788万人。

 

かねてから「少子高齢化」の進行について警鐘が鳴らされていたものの、時の政府
がこれに真っ向から向き合ってきたとは到底思えない。子供の数が減っていけば、
現在のような福祉制度を維持し続けていくのは難しくなるだろう。先進国の中でも
飛び抜けて少子化が進んだのは何故なのか。子供を育てられないような環境なのか、
我が国の未来がかかっている大きな問題である。