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橋下徹・大阪市長は７日、市を廃止して５特別区に分割する「大阪都構想」の賛否を
問う住民投票（１７日投開票）について、「何度もやるものではない。１回限りだ」
と述べ、反対多数となった場合、都構想の実現を断念する考えを示した。市役所で記
者団に答えた。

大阪都構想が広く市民に理解され、支持されているとは思えないが、それでも橋下氏
は住民投票に突き進まざるを得ない。二重行政の撤廃によって得られるメリットは大
きいのかもしれないが、反・大阪維新の会で他の政党が大同団結しており、反対運動
は熾烈なものがある。維新の会に勢いがある時ならともかく、非常に厳しい戦いを強
いられるのではないか。反対多数となった場合には、市長を辞職する覚悟であろうし、
維新の会の役割も終える時であろう。