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安倍晋三首相は１５日午後の衆院本会議で、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の
名護市辺野古移設に反対する同県との対立に関し、「私を含め政府のあらゆるレベル
で、沖縄と東京で地元の皆さんの意見に率直に耳を傾け、丁寧な説明に努め、負担軽
減のため連携を深めていきたい」と述べ自ら沖縄を訪問し対話に努める意向を示した。

安倍首相は辺野古移設について「米軍の抑止力維持と普天間の危険性除去を考え合わ
せたときに唯一の解決策だ。政府の立場は揺るぎない」と強調し、まずは普天間基地
の危険性除去を実現する決意を示している。翁長知事が誕生してから、政府と沖縄の
対立は深刻さを増しているが、辺野古への移設反対を訴えて当選した翁長氏だけに、
そう簡単に政府と妥協することが出来ない。突き上げに次ぐ突き上げを食らい、その
表情は常に歪んでいるように見える。追い込まれているのは、どちらなのだろうか。