民主党は1日の常任幹事会で、次期衆院選小選挙区選の第1次公認候補として、海
江田万里前代表ら53人を内定した。来夏の「衆参ダブル選」を想定したものだが、
全員が前回衆院選で落選した元議員や新人で、党内からは「新鮮味に欠ける」との声
も上がっている。「政権を狙うための候補者擁立にしなければ、野党第1党の役割は
果たせない」民主党玄葉光一郎選挙対策委員長は1日の記者会見で強調した。

 

これが今の民主党の限界であろう。第1次公認候補として、いつもの顔ぶれを揃える
のは仕方ないだろうが、おそらく次の選挙も厳しい面々ばかりではないか。民主党
看板では戦いたくない候補が増え、優秀な人材を揃えようにも難しい状況にある。そ
れだけに、いつまでも同じ顔ぶれが当選し続けて政党としての新陳代謝が進まないの
だ。連合の丸抱えで選挙戦の戦ってきたことで、そもそも戦い方を知らない議員も増
えており、その辺の弊害を解決しないことには、ますます民主党は駄目になる。