新たな安全保障法制をめぐり、民主党前原誠司玄葉光一郎両元外相が1日
衆院平和安全法制特別委員会で質問に立ち、法制の必要性を前提に「抑止力
の限界」を指摘した。これまで自衛隊のリスクを強調する揚げ足取りが目立っ
ただけに、与党側からは「ようやく本質的な議論となった」との声が漏れた。

 

民主党は、岡田代表集団的自衛権の行使容認に現時点で反対を打ち出してお
り、党内には否定的な考えが根強い。一方で現実的な判断をしている議員も少
なからずいるようだ。前原氏も玄葉氏も外相を務めたことがあるだけに、厳し
い国際情勢に目を背けられないのではないか。極めて重要な法律である以上、
民主党もまともな議論をして欲しいものだ。