維新の党は3日、国会内で両院議員懇談会を開き、党代表選の規則について、地方議
員や一般党員の投票を国会議員と同じ「1人1票」とする方針を決めた。当初、地方
議員は「5人で1票」とする案を検討したが、地方議員を国会議員と対等に扱うこと
を求めた橋下徹最高顧問(大阪市長)の主張に配慮した。

 

代表選は、9月末までの松野代表の任期を考慮し9月中の実施を予定していたが、国
会の会期が9月27日まで大幅に延長されたことなどから、10月以降に延期される
見通し。維新の党は大阪維新の会を母体としているだけに、本拠地である大阪の地方
議員はかなりの数となる。これらの影響力を削ぐためか、地方議員は5人で1票とす
る案で地方議員票を薄める案も出されたようだが、橋下氏の主張を通さざるを得なか
ったようだ。大阪維新の会があっての維新の党、出自を考えれば当然であろう。