2020年東京五輪パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の整備計画を
再検討する関係閣僚会議の発足に関連し、東京都の舛添要一知事は21日の会見で、
新たな整備計画について「安かろう悪かろうではだめ。金ありきでは本末転倒になる」
と指摘した。周辺環境との調和や選手、観客本位の設計が必要との認識を示した。

 

五輪に間に合わせるために、突貫工事が必要なのは間違いないが、それはいい加減な
ものを作ることと同義ではない。舛添氏は「今までは、造るのは政府で、君ら(都)
は黙って後から金を出せということだった。都が入れば、情報が共有できる」と述べ、
都も積極的に新国立競技場の建設に関わることを示している。如何にしてスムーズに
金額を抑えた良いものを作るか、日本人の知恵の見せ所である。