■

沖縄県の翁長雄志知事は２６日、政府が米軍普天間飛行場（宜野湾市）の名護市辺野
古移設をめぐり、埋め立て着工に必要な護岸の設計図を県に提出したことについて、
「新辺野古基地を造らせないためにあらゆる手段で対処していきたい」と反発した。

翁長氏が反発すればするほど、普天間基地の移設は遠のいていく。翁長氏にとって移
設阻止と言う目的を果たせれば、それで良いのかもしれないが、困るのは普天間基地
周辺の住民なのではないか。危険の除去のための移設のはずが、いつの間にか、政治
の道具にされている。翁長氏も移設阻止を掲げて知事選を勝ち抜いた以上、とことん
まで政府とは戦うことだろう。それが沖縄の不幸にならなければ良いのだが。