安倍晋三首相は4日の参院平和安全法制特別委員会で、憲法に関して「自分たちの手
憲法をつくることができるという精神を取り戻す必要がある」と述べ、改正を目指
す姿勢に変わりがないことを強調した。質疑では、民主党桜井充氏が、首相が就任
前の2000年5月の衆院憲法調査会で現行憲法について「日本人の精神に悪い影響
を及ぼしている」と発言したと指摘、首相の見解を追及した。

 

安倍首相は「(憲法は)不磨の大典で指一本触れることができないという精神を変え
ていく必要がある」などと答弁している。憲法が一言一句変えることが出来ないもの
ではないことは明らかである。それだけに自主憲法の制定は自民党の党是であって、
安倍首相がそれを引き継いでいる立場なのは言うまでもないことだ。しかしながら、
あまりに改憲のハードルが高く、改憲勢力の結集は必要である。