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維新の党の橋下徹最高顧問は６日の記者会見で、野党再編について、「きちんと軸を
決めた上で、民主党の中の考え方の合う人たちと一つのグループをつくるべきだ」と
述べ、政策の一致を前提に民主党の一部との合流に意欲を示した。橋下氏はかねて、
民主党の労組系議員らとの連携に否定的な考えを示しており、民主党丸ごととは合流
しない立場を明確にした形だ。

橋下氏は民主党の現状について、「反対ばかりしている。万年野党の路線だ」と批判
しており、決して民主党そのものを評価しているわけではない。橋下氏の考え方の合
う人たちとは、民主党の保守系の議員を指しているのだろうか。維新の党にも民主党
離党組の面々もおり、その受け皿となり得るだろうが、それでも数合わせの感は拭え
ない。維新の党はすでに勢いを失っており、野党再編の軸となれるか、それは橋下氏
の国政進出次第ではなかろうか。