維新の党の柿沢未途幹事長は25日午前、自身の山形市長選の対応をめぐる問題に絡
み、大阪府庁で松井一郎顧問と会談した。松井氏は、地元の反対を押し切り、民主、
共産などが推す立候補予定者を応援した柿沢氏に辞任を要求。柿沢氏は「考える」と
回答を留保したという。柿沢氏の山形市長選での対応では党内に批判の声が上がって
おり、松井氏は20日、辞任を求める発言をしていた。柿沢氏はこの日、事前の申し
入れなしに大阪府庁を訪ねてきたという。

 

柿沢氏は「地元の同意を得ずに応援に行ったのは、幹事長として瑕疵がある」としつ
つ、「処分対象には当たらない。なぜ辞めなければならないのか」と反論しているよ
うだが、党内をまとめようという空気は、もはや何処にも感じられない。このことが
きっかけで分裂していくのだろうが、子供の喧嘩のような状態ではないか。幹事長と
言う立場を考えれば、如何に自分の信念があろうとも、それは表に出して行動すべき
ではなかった。せめて地元の同意を得てから行動すれば、少しは違った結果になって
いたのではなかろうか。